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完璧な世界

 白い壁が、朝の光を照り返す。
 今日はいい天気みたいだ。
  あてがわれた部屋を抜け出しての早朝の散歩。
 空気も良いし。気持ちいい。
 ……もっともここは元々朝が早いらしくて、これまでにも何人かとすれ違った。
 ときおり不思議そうな顔をする奴がいるのは知っているからだろう。
 どうやらあたしはずっと眠っていたらしい。
 目が覚めたのは呼ばれた気がしたから。
 行かないと。
 その気持ちに強く引きずられたせい。
 規則正しく並んだ柱。ところどころにある彫像。
「綺麗だ」
 思わず口をついて出た。そりゃため息も出る。
「さすが法王のいるとこだよなー」
 その法王本人には会ってねーけど。別に会わなくても良いし。
 ベヌサレムの首都パルム。
 町は娯楽に飢えてる感じだったけど、ここがあるならいいかとも思う。
 何より綺麗なものは世界の宝だ。
 傷でもついたら大変だ。
 神殿なんかに収められてるものっていうのは良い。
 めったに見られるもんじゃないだろうものが、今は好きに見れる。
 ま。いくら見たくても、忍び込むような真似はしないけどな。
 流石にこんなところでディアナに肩身の狭い思いをさせるわけにはいかねーし。
 ひょいと軽く飛んで、窓枠に腰掛ける。
 昇ったばかりの太陽が放つ光に照らされ、朝露を反射して緑が際立つ。
 この景色を絵の中に閉じ込められたら。
 綺麗だろうなぁ。
 さて、もう少ししたら戻るかな。
 明日の事を話すために。

短いですけど。これが限界でした……
何故アッティカ視点でかっこいい戦闘じゃなくって「綺麗なもの」の話になるか。自分?
とりあえず四人視点クリアー。

お題提供元:[もの書きさんに80フレーズ] http://platinum.my-sv.net/